第二種電気工事士(通称:電工2種)の試験は上期と下期の年2回、それぞれ学科試験・技能試験が全国で受験できます。
令和5年度より筆記試験はCBT方式と筆記方式のどちらかを選択する形式になりました。それに伴い、明確に区別できるように筆記試験を「学科試験」と呼称するように変更しました。
この記事では2024年度(令和6年度)の第二種電気工事士試験日程をお知らせします。
両方の試験で合格しないと第二種電気工事士の資格を取得することができません。(筆記試験は免除される条件が有ります)
- 令和5年の第二種電気工事士を受験しようと考えている。
- 電気工事士の申込みの情報を知りたい
受験に向けて準備を進めている方は日程を確認しておいてください。
第二種電気工事士の試験日程
令和5年度より、CBT方式による筆記試験が受験できるようになりました。それに伴い日程も一部変更されています。
合格発表日程などの正式な日程はそれぞれの試験案内に記載されています。
学科試験は申し込み段階では筆記方式で、その後CBT方式に変更します。
なお、CBT方式を欠席した場合には、筆記方式の試験を受験することはできません。
試験案内配布 | 2024年3月1日配布開始 試験案内(PDF形式) |
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申込期間 | 2024年3月18日(月) 〜 4月12日(金)※当初より延長 |
学科試験日程(CBT方式) | 2024年4月22日(月) 〜 5月9日(木) |
学科試験日程(筆記方式) | 2024年5月26日(日) |
学科試験合格発表(web) | 2024年6月10日(月) |
技能試験日程 | 2024年7月20日(土)または21日(日) |
技能試験合格発表(web) | 2024年8月16日(金) |
上期か下期かまだ決めていない人は以下の記事が参考になります。
【重要】令和5年度からの変更点
令和5年度からは学科試験にCBT方式の方式での試験が選べるようになりました。
CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピューターを使用して行われる試験のことです。この方式では、試験受験者はコンピューター上で試験問題を解きます。
一般的にCBT 試験には次のような特長があります。
- 試験題目はコンピューター画面上に表示される
- 受験者はマウスやキーボードを使用して試験題目に回答する
- 試験の結果はすぐに判明する
CBT 試験は、試験結果を自動的に判定するため、多くの受験者を効率的に評価することができます。
ただし、注意点もありますので別記事の受験上の注意点を確認してください。
電気技術者試験センターが募集していたCBTパイロットテストを受けてみた体験記事を書いていますので、受験時の参考にしてみて下さい。
申込から合格までの流れ
学科試験はCBT試験もしくは筆記試験をを選択して受験します。毎年30問正解で合格です。
学科試験の結果発表後、合格であれば技能試験の受験票が送られてきます。
制限時間内に実際に材料・工具を使って回路を作る試験です。
事前に公開されている公表問題13問のうち1問がランダムに出題されます。
技能試験にミスが無ければ合格です。
もし、技能試験に不合格だった場合、次の期の学科試験が免除されます。
技能試験に合格し合格証が発行されたら。第二種電気工事士の免状の申請ができます。
免状が発行されれば電気工事をすることができます。
合格までに必要な費用
第二種電気工事士の試験には、受験から免状発行まで5万ほどの費用が必要です。
主な費用は以下です。
- 受験費用
- 学科試験対策用の参考書
- 技能試験対策の参考書
- 技法試験用の工具
- 技能試験対策の練習用材料
費用の内訳や必要なものは別の記事で紹介していますので、早い段階で確認しておきましょう。
特に技能試験では練習用材料と工具を購入しないと対策の練習できないし、工具は持ち込まなければいけないので必ず必要です。
試験の申込方法
第二種電気工事士の試験申し込みには2つの方法があります。
- インターネットによる申し込み
- 書面による申し込み
必ず試験申込期間内に支払いまで完了させましょう。
基本的にはインターネットでの申し込みを行ってください。どうしてもの場合、書面での対応をおこなってくれます。
申し込みの流れは以下の記事にまとめてあるので確認してください。
学科試験は参考書で学習をすすめる
学科試験は50問出題される4択方式で、例年30問合格(100点満点中60点)が合格ラインです。
CBT方式の場合にはパソコンの画面上で、筆記試験の場合にはマークシートに記入して選択肢を回答していきます。
学科試験の勉強をする場合は参考書を使って勉強するのが一般的です。
参考書は各出版会社から発売されていますが、何冊も買う必要はありません。
自分にあった1冊を使ってしっかりと取り組むことが大事です。
- イラスト解説でわかりやすい参考書
- スキマ時間で勉強するので持ち運びやすい参考書
- 電子書籍で学習できる参考書
- 短期間で効率的に得点を取る参考書
自分の学習スタイルを考えてみて、比較してみることが大事です。筆記試験対策用の参考書を比較したい記事を確認してください。
自分にあった1冊を見つけて、しっかり勉強しよう。
他にも筆記試験の対策記事をまとめていますので、参考にしてください。
技能試験に必要な準備
第二種電気工事士の技能試験は、事前に公表されている問題のうちいづれかが出題されます。
出題された問題(単線図)を基に、施工条件にあわせて配布された材料を使い回路を40分以内に作り上げなければいけません。
公表問題13問を作れるよう事前に練習をしておく必要があります。
なので、練習用材料と工具は必ず用意しないといけません。
材料はモズシリーズのプレミアムシリーズがオススメです。
工具はHOZANのDK-28を買っておけば間違いありません。
この2つはを買って実際に試験対策をしました。もちろん、結果は合格でしたよ。
他にも技能試験の参考になる記事をまとめているので参考にしてくだい。
2023年の第二種電気工事士試験日程情報のまとめ
第二種電気工事士はしっかり対策をすれば十分合格できる国家資格です。
筆記試験の2ヶ月ぐらい前から準備して、筆記試験が合格できそうになったら技能試験の材料と工具を購入しましょう。
日程情報やノウハウはTwitterで公開しているので、よければフォローしてください。
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