第二種電気工事士の免状をプラカードで発行してもらうには?【発行する時期と再発行】

第二種電気工事士の試験に合格して、免状を申請・交付されて初めて電気工事をすることができます。

ただ、現在発行されている免状は紙や紙をラミネートしたものがほとんどで、発行される都道府県によって形や大きさ、書式が異なります。

  • 「ラミネートだと安っぽいし、なんかダサい…」
  • 「手帳型は中が紙だから常に持ち歩くとすぐに破れそう…」

など免状の形や作りには様々な意見があります。

電気工事士の免状はプラスチックカード化されることが決定しました。

今回は確実にプラカードで発行する方法について解説していきます。

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2018年に独学で第二種電気工事士を取得した後、2019年からノウハウや情報をこのブログやTwitterで発信しています。「の」の字まげと複線図が大好きです。

令和4年4月から順次プラスチックカード化

パスモと第二種電気工事士免状プラスチックカードのサンプルを並べた写真

免状をプラスチックにする法律改正が令和3年3月に公布されました。

電気工事士の免状等を、紙による交付からプラスチックカードによる交付へ 変更するものとし、これに伴い様式の変更を行う。

引用:電気工事士法施行規則の一部改正について|経済産業省

第二種電気工事士の免状以外にも以下の免状がプラスチックカード化の対象となります。

  • 第一種電気工事士免状
  • 特種電気工事資格者認定証
  • 認定電気工事従事者認定証

令和4年4月よりプラカードの交付へ変更となりますが、全ての都道府県で一斉に変更される訳ではありません

理由は「確実に発行するなら2023年(令和5年)4月から」を御覧ください。

サイズがカード類とおなじになる

大きさは縦54mm、横85.6mmとなり、運転免許証やクレジットカードと同じ大きさとなります。

財布やカード入れなどに入れやすくなり、携帯しやすくなります。

素材もプラスチックになり、印刷も簡単には消えない処理がされます。

プラスチックカード化する背景

カードと第二種電気工事士免状プラスチックカードのサンプルを並べた写真

従来の紙やラミネートされた免状では、強度が弱く耐久性がないと現場からの意見がありました。

現在、電気工事士法に基づく電気工事士の免状等※は、紙により交付しているが、業界からは、紙では強度不足で実用に耐えないとの指摘がなされているところ。
※ 第一種電気工事士免状、第二種電気工事士免状、特種電気工事資格者認定証、認定電気工事従事者認定証
このため電気工事士の免状等を紙ではなくプラスチックカードにより交付することについて、第4回産業構造審議会保安・消費生活用製品安全分科会電力安全小委員会電気保安制度ワーキンググループ(令和3年1月22日開催)において議論したところ、問題ない旨結論が得られたため、所要の改正を行うもの。

引用:電気工事士法施行規則の一部改正について|経済産業省

電気工事の作業は動きも多く、特に現場では狭い場所に入ったり汚れやすい状況になることは良くあります。そんな時携帯している免状が汚れたり折れ曲がったりします。
また、カバーをしている状態やラミネートされていても破れたりしてしまうこともあります。
実際私の免状もラミネートなので、折り目がついてしまいました。

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第二種電気工事士 47都道府県 免状図鑑

免状は携帯しなければいけない

電気工事士法により、電気工事をする場合は免状を必ず携帯する必要があります。

手帳型は持ち運びにくく、ラミネート型は財布には入りにくいサイズなので、電気工事の作業を行う際は免状の携帯方法も考えなければいけません。

ひまる
プラスチックカードになると他のカードと同じサイズなので、携帯性はかなり改善されますね。

更新がないから発行したらそのまま

運転免許証などは更新時に免許証が再交付されますが、第二種電気工事士の資格は更新がないので、発行されたらずっと同じ免状です。

保管するだけならばそのままでも問題ないのですが、携帯する必要がある第二種電気工事士の免状は更新がないので劣化していく一方です。

ひまる
プラスチックカードになり保管しやすくなれば劣化しにくくなりますね。

確実に発行するなら2023年(令和5年)4月から

2022年4月から一斉に免状がプラカードで発行される訳ではありません。

2022年4月から1年間は移行期間

各都道府県では対応機材(カードプリンター・スキャナー)の導入やそのための事務手続きに準備期間が必要です。その為に公布から施行まで1年間以上の期間を設けています。

ただし、 令和4年度中に移行完了することを前提に、移行期間として、準備が整うまでは、 旧様式での免状等の発行を可能とする経過措置を設ける。
また、移行までに紙で交付した電気工事士免状等も引き続き有効とする経過措置を設ける。

引用:電気工事士法施行規則の一部改正について|経済産業省

都道府県によっては2022年4月からプラカードで交付しますが、準備が整わない場合は今までの免状が発行されます。

確認して手続きをしよう

都道府県によって準備状況が違うので、どうしても免状をプラスチックカードにしたい場合には、自分の申請する都道府県に直接連絡して確認してください。

合格しても申請に期限はないので、待っていてもOK

令和4年4月以前に試験に合格していても、すぐに免状の申請をしなくでも大丈夫です。

申請の期限はありませんので、免状を申請しなくても問題はありませんが電気工事はできません。

合格通知をなくしたら再発行できる

申請しようと思った時に合格通知をなくした場合は、電気技術者試験センターの再発行ページより書式をダウンロードし郵送して再発行が出来ます。

必要書類は「電気工事士試験結果通知書再発行申込書」と返信用封筒です。
自分が受験した試験地や何年度に受験したかなど必要事項を記入例を参考にして記入し、郵送して下さい。

プラスチックカードになって変わること

第二種電気工事士の免状がプラスチックになることでとても助かることがありますが、今ままでと変わってしまうこともあります。

住所記載欄がなくなる

新しいプラスチックカードの免状では住所欄がなくなったので、今まで第二種電気工事士の免状で身分の証明をしていた方は、別の身分証明書が必要となります。

第二種電気工事士の免状は身分証明書代わりに使えましたが、住所記入欄は自筆だったのでやや信憑性にかけていました。
更新もされないので写真が古くなってしまうのも、証明書としては信頼度は低いと感じていましたが、プラカード化されることで資格証としての一面が強くなってきました。

すでに発行している免状はそのまま使える

今後、新しくなるプラスチックカードへ変更しなくても、今までに交付された免状で電気工事をする事が出来ます。

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プラスチック化を目的とした再発行はやめよう

プラカードを望む声が多い一方、経済産業省はプラスチックカード化目的の再交付はできないとの回答しています。

既に紙により電気工事士免状等の交付を受けている者が直ちにプラスチックカードに交換することはできません。ただし、電気工事士法施行令第4条第1項に規定されているとおり、免状をよごし、損じ、又は失ったときは、プラスチックカードにより再交付されることになります。また、同令第5条に基づき免状の記載事項に変更を生じたときは、都道府県等の窓口までご相談ください。

引用:電気工事法施行規則の一部を改正する省令案に対する|経済産業省

本来使えなくなった時の再発行なので、個人的な理由でプラカードへの再交付はしない方がいいでしょう。

再発行は破損やひどい汚れなどが前提

もちろん、破損や汚れ、損失した場合は再発行する事が出来ます。

免状を再発行は

  • 免状の文字がかすれて読めない
  • 写真が判別出来ない
  • 免状が作業中に破れた
  • 汚れて読めない
  • 氏名が変わった

これらの状態になった時に再発行しましょう。


プラスチックカードのまとめ

第二種電気工事士の免状は国家資格でありながら、(言ったら失礼ですが)ちょっとショボいモノでした。

今回プラスチックカード化されることで携帯性、保管しやすさがあがり資格証明書としてもしっかりとしたモノになるので、安心です。

ただ、既に第二種電気工事士の免状を発行している方は、プラスチックカード欲しさに再交付をしないようにしましょう。

第二種電気工事士 免状プラスチックカード化
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