第二種電気工事士資格を取得するまでには受験料や学科試験・技能試験の参考書。さらに、技能試験用の工具は自分で準備して試験会場に持ち込まなければいけませんので、購入が必要です。
合計すると約50,000円で、決して安いものでは有りません。
合格後の免状申請、申請用の写真にも費用がかかります。
この記事では第二種電気工事士の受験から合格後の申請までに必要な費用をまとめています。
これから第二種電気工事士試験を受験しようかな?と考えている方は参考にしてください。
受験のための費用の内訳
受験手数料 | 9,600円 |
---|---|
筆記試験 テキスト代 | 2,090円 |
技能試験 テキスト代 | 2,090円 |
技能試験 工具代 | 12,001円 |
実技試験 練習用部材セット代 | 22,990円 |
免状申請費用 | 5,300円 |
合計 | 54,071円 |
独学で参考書を中心に受験して電気工事士免状発行するまでにかかる費用ですが、あくまで最低限の費用だと考えてください。
他にも追加でかかる費用や内容については記事の後半で紹介します。
受験料は9,600円か9,300円(+手数料)
試験センターでの受験申込み方法は2つあります。申込方法ごとに費用が異なります。
ゆうちょ銀行での申込みをする場合の支払い
郵便局の窓口で受験申込と受験料支払いが一括でできます。支払の際にゆうちょ銀行の手数料がかかりますので一緒に支払います。
参考:一般財団法人電気技術者試験センター 受験申込方法・受験案内
インターネットでの申込みをする場合の支払い
支払いの方法は以下の4つから選択することができます。
- 銀行振込
- クレジットカード決済
- コンビニエンスストア決済
- Pay-easy(ペイジー)決済
なお、インターネット申し込みの場合にも手数料がかかります。
また、受験申込をインターネットで行う場合、申込みと支払いが分かれる場合があります。
銀行振込やPay-easy(ペイジー)決済はオンライン処理ができる場合がありますので、ご自身でご確認ください。
手数料は支払い方法により異なると思いますので、各金融機関でご確認ください。
例えば
私はインターネット申し込み+クレジットカード決済をしましたが、決済時に287円の事務手数料が加算されて、9,587 円がになりました。
支払い方法によって金額が異なるかもしれませんが額面通りの金額ではない場合がありますのでご注意ください。(手数料の金額が書いていない場合もあります)
ですので、大体9,600円となります。
参考:一般財団法人電気技術者試験センター 受験申込方法・受験案内
筆記試験対策テキストの費用
筆記試験対策の参考書は最低でも1冊は必要です。
また過去問を解くことで自分の実力判定につかえますので過去問用のテキストを買って練習するのも効果的な勉強法です。
すい〜っ合格とシリーズはイラストが多く、また内容も簡潔にまとめてあるのではじめての方にもわかりやすく、取り掛かりやすい内容になっています。
過去問の中でよく出てくる問題をまとめた180問のよく出る問題がまとめてあるので、効率的に学習するならこの一冊だけでも十分対応は可能です。
筆記試験対策の内容も記事として書いていますので参考にしてください。
筆記試験対策には解説している参考書の他に、過去問を解説している参考書を使うことも有効です。
参考書で勉強をした内容を、過去問を解けなかったところ・間違ったところを再び参考書で振り返るという流れが学習法としてはいいと思います。
皆さんの勉強スタイルにあったテキストを選んでいただければ良いと思います。
技能試験用テキストの費用
技能試験は候補問題13問が事前に公開され、そのうちの1問が試験当日に出題されます。
出題される問題は各都道府県の試験会場毎に異なるので、出題される問題を予測することは難しいです。
全13問を制作できるようにしておくことが練習の最終ゴールです。
13問の解説や複線図のポイントなどをまとめた参考書を準備して勉強をします。DVD付きや解説動画もたくさんあるので、練習しやすいと思うものを選びましょう。
第二種電気工事士 2020年版 技能試験対策参考書のおすすめランキング 3冊比較
技能試験用工具セットの費用
最新の金額は各ショップで確認してください。
電気工事の工具を既に持っていれば不要ですが、VVFストリッパはー絶対に必要です。これなしでは実技試験の短い時間内にスムーズに作業できることは難しいです。
電工ナイフなんて使っていられません。
また、圧着工具も必ず必要になります。無いと電線の圧着接続ができないので合格することは不可能です。
最低限その2つは購入しなければいけません。
さらに、コードを外すために普通のマイナスドライバーよりも幅が狭い電工用マイナスドライバーが必要です。
片切スイッチなどからケーブルを抜くときに。幅5.5mmの電光用マイナスドライバーでないと、ケーブルを抜くことができません。
バラバラでも買えますが、圧着器とストリッパーを買うだけでほぼ同額になるので、セットのほうがお得です。
もし、すでに持っている道具が含まれてればバラで買ってもいいと思います。もし持っていないならばHOZAN社の第二種電気工事士試験用の工具セットはお得感は大きいです。
また、紹介している工具セットは特典ハンドブック付きのものです。
特典ハンドブックには候補問題全13問の配線図、複線図、完成写真がついているので、練習の時に仮想試験問題としてもつかえるし、完成後の答え合わせにも使えるスグレモノです。
技能試験のおすすめ工具の内容について 別記事にまとめています。
[sitecard subtitle=関連記事 url=”https://dokugaku-denko2.info/practical-test-tools-dk28/”]
電気工事士試験の技能試験にはVVFストリッパはー絶対に必要
実技試験用の練習用部品 材料の費用
部品単品はそこまで高くなく、ホームセンター探したり集めたりする可能です。ちなみに電気工事用の部材を買うのに資格は要りません。
ただ、手間を考えたら個別で揃える時間を練習に使ったほうがマシです。
何回分の練習セットを買うかは練習量次第だと思いますが、最低2回は練習できないと間違っていたところを再確認できないです。
最初から2回分を購入するか、1回分を買ってケーブルだけ追加購入するかはご自身の進め方で判断すると良いでしょう。
最新の金額は各ショップで確認してください。
免状申請手数料
筆記試験も実技試験も合格できたら郵送で合格通知が届きます。
電気工事士の所管は各都道府県の知事です。住んでいる自治体もしくは管理している団体への申請を行います。免状申請費用は全国・各団体ほぼ同額みたいです。
場合によってかかる追加費用
受験される方の状況・環境によってかわりますが、追加の費用をまとめています。
写真代
免状申請する時にはコンビニでプリンアウトで証明写真を印刷したり、証明写真機で撮影する必要がありますので、追加費用がかかります。
宿泊費・交通費
受験料、勉強用の本・道具、免状申請費用以外にかかる費用としては試験会場への往復の交通費2回分(筆記試験・技能試験)が想定されます。
電気工事士の試験の案内にはなるべく公共交通機関を利用するように記載されていますので電車・バスなどの交通費は必要になります。会場によるかと思いますが車で会場に行く場合には駐車場代もかかるかもしれませんね。
試験会場まで遠い場所に住んでいる場合には前日に会場近に宿泊してからの受験も考えられ、ホテル等への宿泊費用がかかる場合があります。
アプリの費用
アプリを使って勉強する方法では有料アプリやアプリ内課金もありますので追加の費用も想定されます。
申請書の郵送費用・追加申請書類費用
また、免状申請を郵送で行う場合には送料がかかります。
申請団体によっては住民票を必要とする場合がありますので住民票の取得費用も必要になります。
第二種電気工事士の資格を取るには約5万円
5万円あれば必ず合格できるわけではありません。最低限5万円ないとスタートラインに立てないのです。
もちろん筆記試験免除者であれば、筆記試験の参考書は不要ですが、それでも2000円安くなるだけです。
これから第二種電気工事士を受験される方は、試験日程を確認して費用の準備をして試験の申込みを行ってくださね。
試験の申込み方法は以下の記事に纏めていますので、確認してくださいね。
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