第二種電気工事士の資格を独学で2018年に受験しました。
受験した当時は独学で挑戦したのでスケジュールの決め方や勉強の進め方は手探りでした。
今回の記事は独学で電気工事士の勉強をする方以外にも参考にしていただける、学習のスケジュールを記事としてまとめてみました。
- 日中仕事をしていて仕事後や休日しか学習・練習時間が取れない方向けのスケジュールです。
- 短い期間で詰め込むよりもよりはコツコツ進める方法が向いている方にオススメのスケジュールになっています。
- あくまで参考なのでご自身の判断で短くしても長くしても良いですよ。
勉強に使える時間を考える
独学で受験するにはスケジュールが重要だと以前記事にしました。上期受験の場合は6月に筆記試験、下期の場合は9月が筆記試験です。逆算して4ヶ月前から筆記試験の勉強を開始するのをおすすめしています。上期、下期それぞれの勉強開始は以下のようになります。
試験分類 | 勉強開始時期 | 筆記試験 | 実技練習期間 | 実技試験 |
---|---|---|---|---|
上期試験 | 2〜3月 | 6月初旬 (5/31) |
1.5ヶ月 | 7月中旬 (7/18 or 19) |
下期試験 | 6〜7月 | 10月初旬 (10/4) |
2ヶ月 |
12月初旬
(12/12 or 13) |
※カッコ内は2020年のスケジュール
一日1時間勉強しても筆記試験前に120時間、実技試験の前に45時間〜60時間の時間が取れる計算になります。集中して勉強に取り組めるのなら勉強開始はこれより短い期間でも合格することはできます。ご自身の学習スタイルに合わせて期間を設定してくことが良いと思います。
筆記試験対策
試験分類 | 筆記試験 |
---|---|
上期試験 | 6月初旬 (5/31) |
下期試験 | 10月初旬 (10/4) |
※カッコ内は2020年のスケジュール
筆記試験の学習スケジュールをたて、得点をあげていく流れを作っていきます。
現状把握してするスタートライン
一度過去問を解いて現状の理解度を把握しておく。とれた得点と合格点(60点)との差を感じる。4択マークシート式なので0点になる事はないが、一度現実を知っておく。
まずは解いてみることで試験の雰囲気を感じてみることもできるのでおすすめしています。
内容を把握して基礎力を向上期
おすすめは「すいーっと合格」シリーズです。私も筆記試験対策で購入しましたし、筆記試験の会場で「すいーっと合格」シリーズを読んで振り返っている受験者もたくさんいました。間違いなくよく使われている参考書です。
付箋を使った学習学習法については別記事でまとめてありますので参考にしてください。付箋を使えば理解度で内容を分類できるので、勉強を再開する時「赤」を中心にやるなど集中すべきポイントを絞れます。
過去問で内容の理解と実力アップ期
実力判定にはやっぱり過去問を解くのが一番。「すいーっと合格」には過去の試験によく出た問題180問もあるので繰り返し解く。
振り返り勉強法で得点できなかったところを中心に再度参考書を振り返っていきます。5月に入るくらいには過去問を繰り返し解いて合格ラインを越えるように得点をたかめます。隙間時間にアプリを使って勉強したり、すいーっと合格シリーズについているミニブックを読んで得点をあげていきましょう。
場合によっては過去問の参考書を購入して解説まで理解しておくと良いでしょう。
また、複線図は絶対習得するべきジャンルです。実技試験でも必要なスキルになりますので、この期間に複線図基礎は習得しておきましょう。複線図の基本的な書き方を書いた記事を作りましたので確認してください。
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自分のモチベーションを上げるため得点はずっと記録していきました。得点が上がっていくととても楽しくなってきたので苦ではなかったです。
技能(実技)試験対策
試験分類 | 実技試験 |
---|---|
上期試験 | 7月中旬 (7/18 or 19) |
下期試験 |
12月初旬
(12/12 or 13) |
※カッコ内は2020年のスケジュール
実技試験は筆記試験後にすぐ練習開始です。特に上期の場合には1.5ヶ月しか学習期間がありませんので、すぐに切り替えて取り掛かります。
筆記試験の合否判断
筆記試験の翌日には試験センターより解答が公開されますので、自己採点して合否を判断します。合格していればすぐに道具と練習キットを購入して練習を開始します。
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私は筆記試験の勉強中にある程度得点が取れてきて合格できそうだったので待ちきれずに筆記試験前に買ってしまいました。
実技試験は筆記試験と違って練習期間が限られています。独学で挑戦するならこの期間にどれくらい手を動かして技をモノにしたのかが合格への鍵になります。実技試験では1つでも施工ミスがあれば不合格です。確実な配線の作成をするためにもケーブルをたくさん切り刻みましょう。
作業に慣れる期
ちなみに実際の試験会場では与えられる作業スペースは狭いです。練習の時もあまり広い場所で練習せず狭いスペースでもコンパクトに作業できるようにしていきましょう。またケーブルストリッパーや圧着工具は普段使わない工具ですので、できるだけたくさん使って慣れるようにしましょう。
また、ケーブルを器具に接続する練習もこの頃からやっていきます。のの字曲げやケーブルの皮膜剥ぎなどやることは多いです。
複線図練習期
実技試験の問題は事前に公開されています。実際の配線を作成するときにも、まずは複線図を書けるようにしましょう。候補問題の練習を何度も書いて最終的には2〜3分で書けるようになると十分です。
複線図に関する記事もまとめていますので、是非マスターしてください。
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実技練習期
youtubeには電気工事士試験の参考になる動画がたくさんあります。おすすめの動画はHOZAN(電工試験の虎)とオンデマンド今井さんの電気工事士奪取プロジェクトです。ほぼこの2つのチャンネルを見て練習するだけで候補問題の作り方は把握出来ると行って過言ではないです。
複線図を描かずに技能試験に望むかは以下の記事にまとめていますので、参考にして判断して下さい。
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あとは2周3周と候補問題を作り続けましょう。部材が足りなければ追加で購入しても良いと思います。
最後に
Googleカレンダーに学習スケジュールと試験日程を設定しました。印刷して学習の進捗確認に使ってみてください。
私が電気工事士を受験した時の情報や体験からたくさんの記事を書いています。受験を検討している方は是非参考にしてください。
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