第二種電気工事士の筆記試験の合格が見えてきたら、技能試験の練習をスタートします。
第二種電気工事士の技能試験に向けた実技練習は、実際に本物の材料工具を使って公表された問題を作って練習します。
練習のためには工具と材料を準備しなければいけません。
材料買わないと合格できないの?
材料を使って練習しないと試験に合格できないよ。
第二種電気工事士の技能試験問題は毎年事前に公開されています。公開されている問題13問の中から試験当日に1問が出題されます。
13問を最低でも1回は練習しておかないと当日なにもできずに時間だけが過ぎていきます。
今回は練習用の材料の情報をお伝えします。オススメの準備方法もありますので参考にしてください。
必要な材料だけを揃える方法も記事の中で紹介していますので、確認してみてください。
練習に必要な工具・練習セットの選び方の記事では、自分に合った商品の探し方解説をしています。
その他の技能試験に関する情報は、「技能試験(実技試験)の情報」ページにまとめてあります。
オススメは【ネットでセット購入+追加購入】
【ネットで2回分のセットを購入して、ケーブルが足りなくなったら追加で購入】がオススメの購入方法です。
器具はリングスリーブ以外は使い回しができますので、買い足すことは殆どありません。
ただし、ケーブルは切断して実技練習するので練習すればするほど短くなっていきます。
技能試験の練習は各問題を2回は作ってみないと、一回目で間違ったところをキチンできるようになっているか確認することができません。(もちろん何度も練習する方が良いですが。)
最初にケーブル2セット分を用意して追加で消耗品を買っていく方法が一番効率的です。
材料2回分のセット
器具とケーブル(2回分)がセットになっている商品です。
梱包内容はどの商品もほぼ同じですが、販売会社ごとにオプション品がついている場合があります。
モズシリーズさんの商品には動画解説付きのプレミアムシリーズが有りますので、材料だけではなく実際の練習もサポートする内容が付いています。
練習する材料は最低限2回分のセットを購入して準備しましょう。
もちろん、1回分の材料も販売されています。
自分のスキルレベルによっては1回分の注文をしてもOK
足りなくなったら追加のケーブルセットを注文しよう。
もし仮に「器具のみ」、「ケーブルのみ」を購入したい場合にはそれぞれの商品があるので、必要なものを購入しましょう。
器具のみのセット
あえてケーブルは不要で器具のみ購入したい場合には器具セットのみの販売もあります。
追加のケーブルセット
実技練習をすすめるうえでケーブルが足りなくなったら追加で購入できるケーブルも販売されています。
材料が足りなくなったら購入しよう。
もうめんどくさいのでまとめて購入するセット
技能試験用の工具と2回分の練習用材料がセットになっている商品もあります。
練習用工具もどうせ買うなら、セットで買った方が手間が省けて楽だね。
準備に時間をかけるより、合格するための実技練習に時間を使おう!
第二種電気工事士の練習にはどんな材料が必要?
ざっくり言うとたくさんの材料が必要です。
練習には器具(スイッチやボックス等)とケーブルが必要です。候補問題13問を1回練習するのに必要な器具とケーブルを一覧にしてみました。
必要な器具は35種類
工具以外のスイッチや結線に必要な材料の一覧です。
材料名 | 個数 |
---|---|
ランプレセプタクル(カバー付き) | 1個 |
引掛シーリング(角型) | 1個 |
引掛シーリング(丸形) | 1個 |
露出型コンセント(カバー付き) | 1個 |
埋込連用片切タンブラスイッチ | 2個 |
埋込連用三路タンブラスイッチ | 2個 |
埋込連用4路タンブラスイッチ | 1個 |
位置表示灯付きスイッチ (ほたるスイッチ) | 1個 |
埋込連用コンセント | 1個 |
埋込ダブルコンセント(2口) | 1個 |
埋込アースコンセント (15A 125V 接地極付接地端子) | 1個 |
埋込コンセント (20A 250V 接地極付) | 1個 |
埋込連用パイロットランプ | 1個 |
埋込連用取付枠 | 3枚 |
配線用遮断器 ブレーカー | 1個 |
端子台 3極 | 1個 |
端子台 5極 | 1個 |
端子台 6極 | 1個 |
アウトレットボックス | 1個 |
合成樹脂製かとう電線管(PF16) | 1個 |
合成樹脂製かとう電線管用コネクタ | 1個 |
ねじなし電線管(E19)10センチ | 1本 |
ねじなしボックスコネクタ | 2個 |
絶縁ブッシング | 2個〜 |
ゴムブッシング 直径19mm | 2個〜 |
ゴムブッシング 直径25mm | 2個〜 |
リングスリーブ 小 | たくさん |
リングスリーブ 中 | 10個〜 |
差し込みコネクタ2本用 | 4個〜 |
差し込みコネクタ3本用 | 3個〜 |
差し込みコネクタ4本用 | 3個〜 |
ネジ無しコネクタ用ネジ | 2個〜 |
アウトレットボックス用アースネジ※ | 1本 |
裸軟銅線※ | 20mm〜30mm |
※最悪、無くても問題ないです。
必要なケーブルは10種類
ケーブルは必要な長さは全問題を1回づつ練習するのに必要な参考分量として記載します。
材料名 | 長さ |
---|---|
ビニル絶縁電線 IV 1.6mm 黒 | 1,500mm |
ビニル絶縁電線 IV 1.6mm 白 | 1,500mm |
ビニル絶縁電線 IV 1.6mm 赤 | 1,500mm |
ビニル絶縁電線 IV 1.6mm 緑 | 1,500mm |
ビニル絶縁ビニルシースケーブル VVF 2.0mm 2c | 4,000mm |
ビニル絶縁ビニルシースケーブル VVF 2.0mm 3c | 800mm〜 |
ビニル絶縁ビニルシースケーブル VVF 1.6mm 2c※ | 40,500mm |
ビニル絶縁ビニルシースケーブル VVF 1.6mm 3c※ | 80,500mm |
ポリエチレン絶縁耐熱性 ポリエチレンシースケーブル EM-EEM 2mm 2c | 300mm |
ビニル絶縁ビニルシースケーブル VVF 2.0mm 3c (黒/赤/緑) | 300mm |
※問題によっては外装の色が灰色ではない場合があります。
各ケーブルの長さは参考値です。ご自身で準備されるときは記載より長めに準備されることをおすすめします。
材料はネットで購入か、ホームセンターで準備する
みんなどうやって準備しているの?
ネットでセット購入するかホームセンターで購入する方法が一般的だね。
ホームセンターならバラ売りで買って、ネットではセット商品を購入する場合が多いね。
自分にあった方法で準備いただいて問題はありませんが、時間・手間を比較検討して購入手段を決めましょう。
おすすめはネットで購入する方法です。買い忘れや購入する手間・時間がかかってしまうことを防げます。
ホームセンターで購入されている方
ネットでセットを注文する方も居ます。
店頭で練習用のセットを販売されている専門店もあります。
技能試験セットを専門で販売している会社もあります
私はモズシリーズさんの器具とケーブルがセットになっている商品を購入しました。
ネットで購入する場合のメリット・デメリット
近くに専門店がない場合や探す時間が取れない場合は通販でセットを購入することが多いです。
メリット
- 材料を揃える時間・手間が不要
- 空いた時間を実技練習に当てられる
必要なものがセットになっている商品は色んな会社から発売されているので個別に買う手間をかけたくない場合にはネットで購入してしまったほうが早いです。
デメリット
- 商品到着まで時間がかかる
- 試験直前には金額が高騰化したり売り切れの可能性がある
試験直前だとみんなが商品を購入してしまい、セット商品が売り切れてしまっていることもあります。
注文しても試験直前にと届いてしまい、実技練習する時間が少なくなることも考えられます。
実技試験練習開始までに届くように早めに注文しておこう
ホームセンターで購入する場合のメリット・デメリット
材料もケーブルも電気工事士の資格が無くても購入できるので、近くのホームセンターで購入しても問題ありません。
メリット
- 必要な材料を必要な数だけ調達できる。
- 商品があればすぐに手に入れられる。
商品が店頭にあればすぐに購入できるので、ネット通販のように配送待ちの時間はかかりません。
また、持っていない材料だけ買えるので出費を抑えることもできます。
デメリット
- 店舗に探している商品がなかった場合、商品を探すのに時間がかかる。
- ケーブルの種類によっては店頭販売していない場合がある。
- 店舗までの移動時間や移動費用がかかる。
- すべての材料を揃えると割高になる可能性がある。
実際の商品を探す時間、店舗まで移動する時間、店舗になかった場合に他の店に行く時間・手間がかかりますので時間をかなり使うと思います。
筆記試験免除など比較的時間に余裕がある場合にはホームセンターで揃えても良いかも
まとめ
技能試験の練習には試験でつかう工具と材料は絶対に必要です。
私が練習したときには候補問題を2回練習しました。
1回目で間違ったところを確認して、2回目で対応できるように完成度アップと時間の短縮を意識して練習しました。
材料をネットで購入してどんどん試験問題の練習を進めていけば行くほど合格には近づいていきます。
技能試験にむけて練習用の材料・器具を早めに準備して練習に取り掛かりましょう。
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