第二種電気工事士の筆記試験が近づいてくると試験勉強とは別に当日の試験の準備も必要になります。
試験日程が近づいてきたら試験会場に行く方法やシュミレーションもしておきましょう。
この記事では筆記試験の準備と筆記試験当日の流れをお知らせしています。
準備をしっかりして試験で実力をだせるようにしておきましょう。
私が受験した2018年上期の情報ですので、最新の試験情報については試験センターで配布されてる試験案内・受験票の内容をよく読んで確認してください。
令和2年度 第二種電気工事士試験案内|電気技術者試験センター
筆記試験に合格しないと次の技能試験には進めません。
体調管理も大事だよ。
忘れ物がないかも確認してね。
一部追記等で修正を行っておりますが、写真票は2021年度(令和3年度)より受験票に同封されていません。内容の写真票の部分は読み飛ばしてください。
筆記試験前の準備
試験前に準備しておく物・確認しておくことをまとめます。
詳しく解説していきます。
会場の確認
受験票に会場案内が同封されています。事前に会場の場所を確認しておきましょう。
令和3年度第二種電気工事士下期筆記試験会場案内図について| ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
- 交通手段を検討する
- 施設についてからの移動時間を考慮する
大きい施設の場合には会場に到着してから試験が実施される試験室まで離れている可能性があります。
特に大きな施設で実施される場合には、敷地内で建物が離れている可能性もあります。試験会場だけではなく、試験会場の各施設のホームページで建物の位置関係を確認して移動時間を予測ましょう。
会場案内にかかれている建物を探して、掲示されている受験番号から試験室を探して、試験室について席番号を確認して着席。
試験開始時間に近づくとトイレも混雑する可能性がありますので、時間には余裕を持って行動しましょう。
また、試験開始前に受験上の注意点についての説明があります。それまでには着席しておきましょう。
試験室への入室は試験開始後30分以内であれば認められますが、それ以降の入室はできませんので試験を受けられなくなります。遅刻しないよう注意してください。
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受験票・写真票2枚の確認
もし届かない場合には、電気技術者試験センターに届け出して確認することができます。ただし、届け出ができる期限が決まっているので受験案内を確認してください。
受験申込後試験センターから郵送されてくる受験票と写真票2枚を忘れずに持っていってください。当然ながら忘れると受験できません。
特に写真票にはそれぞれ証明写真の添付が必要です。
証明写真を2枚準備して、裏面には氏名、生年月日、試験地を記入し、1枚づつ写真票にのり付けしておきましょう。
写真の準備方法については以下の記事を確認してください。
さらに写真はセロハンテープ等で写真の上下を止めるように指示が書いてあります。忘れずに証明写真を準備しておきましょう。写真が貼られていなくても受験できません。
受験票・写真票は筆記試験の最中に試験官が内容の確認、写真と受験者の照合、写真票に確認の印鑑を押して受験票と写真票1枚回収します。
残った写真票1枚は忘れずに持って帰ってください。技能試験のときに使用します。
筆記用具の確認
筆記試験はマークシート方式で答案用紙の解答欄を塗りつぶします。鉛筆もしくはシャープペンシルと消しゴムは必須です。
持っていくもの・使えるもの
- 受験票
電気技術者試験センターから届いている受験票を持っていってください。 - 身分証明書
申込時に提出した写真と同じ人物か確認を求められる場合もあるので、持っていってく必要があります。 - HBの鉛筆(シャープペンを含む)
試験はマークシート方式ですので記入の際に指定されて硬さの鉛筆を使用しましょう。 - プラスチック消しゴム
普通の消しゴムですね - 鉛筆削り
鉛筆が折れるなどした場合につかう鉛筆削りは利用可能です。 - 時計(一部条件あり)
通信しない、計算機能がない、音を出さない条件で使用が認められています。アップルウォッチなどは外しておいたほうが良いでしょう。 - 定規
30センチ以下の透明な定規
私は鉛筆を2本とシャープペンシルを持っていきました。
鉛筆削りは持っていきませんでした。
鉛筆が2本折れることも考えにくいですし、予備としてのシャープペンシルがあれば十分だし、削っている時間ももったいないので。
当日筆箱がないことに気づき、鉛筆を輪ゴムで束ねて持っていきましたけどね。
使えないもの
- スマートフォン
当たり前ですが通信機能や計算機機能がありますので電源をオフにしてカバンに直しておきましょう。 - ボールペン
持っていっても良いですが、マークシート答案用紙の記入には使えません。 - メモ用の紙
複線図を書くための紙などは使用を許可されていません。複線図や計算などは問題用紙の余白を使って書くしかないです。 - 計算機・電卓
計算は暗算か筆算で対応しなければいけません。 - 計算尺
計算機と同様に計算は自力でする必要があります。 - カメラ、ビデオカメラ
まぁ試験には関係ないのでだめでしょう。 - スマートウォッチ
通信機能があるので、試験中は外しておきましょう。時計は試験監督官で行われます。
音がならず通信機能のない時計なら問題ありません。
寒さ・暑さ対策の準備
個人的に持っていっててよかったのでオススメしています。
試験会場によるとは思いますが、上期の場合は冷房が入っていて寒いもしくは暑い、下期の場合には暖房が入っていて暑いもしくは会場が広くて寒いなど起きると思います。
脱ぎ着できるジャケットや防寒できる服装の準備をオススメします。
私は上期試験の際の受験会場は大学の教室でしたが、部屋の冷房が効きすぎていて半袖では鳥肌が立つぐらい寒かったです。
薄手のカーディガンを持っていっていたので、試験の途中で羽織ることでなんとか試験に集中できました。
女性の受験者もいらっしゃいましたが試験が終わるまで冷房の温度について試験会場内から声が上がることはありませんでした。もしかしたらみんな我慢していたのかもしれません。
女性の方は特に上期の冷房対策にはしっかりしてください。
その他受験時の起きそうなトラブルを記事にまとめていますので参考にしてください。
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試験当日の特別注意事項
試験当日、どんな理由があろうと以下の項目に該当すると試験を受けることができません。
- 遅刻:筆記試験開始30分を過ぎた場合
- 筆記試験受験票
及び写真票を持参していない場合 筆記試験受験票及び写真票に所定の写真が貼られていない場合 (貼付する写真は必ず同じものを使用してください。)- 申し込んだときの写真と受験者が違う場合
- 受験票に記載された試験会場以外での受験
- 申し込んだ受験者本人以外の受験
その他の受験上の注意事項は試験案内に記載されているので、内容を確認してください。
感染症対策(追記)
新型コロナウィルスの感染対策のため、マスクの着用が求められています。
試験会場に向かう場合は予備も含めて複数枚のマスク準備していくようにしましょう。
筆記試験の流れ
無事会場に到着し、試験室に入ったらいよいよ試験開始です。
机の上には許可された筆記用具、受験票と写真票のみを置き、試験官の指示に従ってください。
受験上の注意についての説明
試験開始前に「受験上の注意について説明」が始まります。
試験会場で配布される「受験生のみなさまへ」書類の説明と筆記試験注意事項の案内があります。
試験開始前にB3サイズの紙が半分に折られた問題用紙と解答用紙(マークシート用紙)が配布されますので、手を触れずに机の上においておきます。
試験開始
試験時間は2時間です。
解答用紙に名前、受験番号を記入します。問題用紙を開き、問題をとき始めます。
これまでの努力が発揮されるところですね。
試験問題は開くとB3サイズなので試験室の机を占領してしまいました。
図面問題などは見にくいので、問題用紙を折り曲げたり、引き出したりして解きやすいように工夫しても大丈夫です。
退出可能時間
筆記試験は試験開始1時間をすぎれば、試験終了を待たずに途中退出することができます。
問題が解き終わって、自信があれば途中退出しても問題ありません。
試験終了までに問題用紙もしくは配布書類のあいているところに自分の回答を書き写しておきましょう。
私は途中退出せず2時間全部つかって何度も問題を読み直し、振り返りをしました。
また確実に得点が取れている自身がある回答を集計して合格できているか計算していました。
試験終了
2時間経つと試験終了です。
配布書類、試験問題、写真票を持ってかえりましょう。
写真票は技能試験受験のときに使いますので、忘れずに持って帰って大事に保管しておいてください。
筆記試験終了後
筆記試験がおわって一息つきたいところですが、合否を早めに確認しましょう。
自己採点で確認する
Twitterで速報版の回答を出してくれる方もいらっしゃるので「電気工事士 解答」「第二種電気工事士 筆記試験 解答」などのキーワードで検索すると出てきます。持ち帰った自分の解答と照らし合わせます。
電気技術者試験センターからの正式解答は筆記試験翌日にはホームページで公開されますので、そちらも確認して念の為合否を判断します。
筆記試験の合格が速報回答で確認できたら技能(実技)試験の準備を始めましょう。実技練習は回数をこなしたほうが合格する確率はあがります。
技能試験の準備開始する
技能試験の練習は作業用工具、練習用部材をつかって候補問題を作ることが必要です。
実技試験の練習のための情報もまとめていますので確認してください。
[sitecard subtitle=技能試験の練習方法 url=https://dokugaku-denko2.info/4points-for-passing-the-practical-test/ target=self]
[sitecard subtitle=練習の準備の方法 url=https://dokugaku-denko2.info/materials-are-required-for-practice/ target=self]
[sitecard subtitle=工具のオススメ url=https://dokugaku-denko2.info/practical-test-tools-dk28/ target=self]
[sitecard subtitle=材料のオススメ url=https://dokugaku-denko2.info/mozseries-premium-practice-set/ target=self]
次の実技試験をクリアすれば第二種電気工事士になれます。
筆記試験合格発表
正式な合格発表は筆記試験の約一ヶ月後に電気技術者試験センターホームページでの確認と郵送で結果票が送られてきます。
試験結果はホームページでは受験番号を検索して確認できます。
「受験番号は合格者一覧にあります。」と表示されていれば筆記試験突破です。
合格発表の確認方式が令和3年から変更になりました。
[sitecard subtitle=関連記事 url= target=https://dokugaku-denko2.info/check-result-publication/]
第二種電気工事士 筆記試験の準備と流れのまとめ
試験当日は時間に余裕を持って身支度・準備をして早めに受験会場に向かうようにしましょう。
特に上期は受験者数が多い傾向にあります。
混雑や渋滞を予測して遅刻したりせず、あせって試験会場について無駄に時間を使ってしまうことの無いようにしましょう。
練習は本番のように本番は練習のように。
筆記試験が終わったらすぐ技能試験の準備が必要です。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://dokugaku-denko2.info/materials-are-required-for-practice/ target=self]
筆記試験は今後コンピューターを使うCBT方式での試験に変更されます。実際の試験の流れなどは今後電気技術者試験センターから発表があると思いますので、実際にCBT試験を受ける際には内容を確認してください。
導入前に実施されたパイロットテストの様子を別記事にまとめています。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://dokugaku-denko2.info/cbt-pilot-test-report/ target=self]
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