第二種電気工事士の筆記試験も合格した方は、実技試験(技能試験)の練習をしていると思います。
実技試験の時間は40分と非常に短い時間しかありません。
実技試験の練習で作業ミスや迷いを減らすことは最も重要な必要な対策ですが、今回は時間短縮や実際の試験での作業をスムーズに進めるための小技を集めてみました。
役に立ちそうだなと思ったら実際の技能試験のときに取り入れてみてください。
ここに記載している小技は私が受験した際に実際試験会場で行ったものばかりですが、試験監督官に指摘される可能性はあります。
試験開始前に使用して問題ないかの確認を念の為してください。
私が受験した時の実技試験の流れと実際の試験のときにやってしまってミスは別の記事にまとめてあります。参考にしてみてください。
実技試験で使う工具を使いやすい位置にまとめておく
私が試験を受けたときは、作業開始までに道具を机の上に置いておきました。特にストリッパーはかならず使うので一番手前に配置。
私は右利きなのですが、幸いにも受験のときには右側に空きスペースが有ったので道具を置いておくことができました。
他にも試験開始前に持ってきたマスキングテープを切っておいたり、結束バンドを使いやすい位置に配置しました。
道具は整理整頓して使いやすい位置に配置する。
工具を入れる箱をカスタムしている方もいらっしゃいました。
毎日1つずつ候補問題をやることにしていましたが、いつも凡ミス。
— ふうこ🍀R6前期桜組 (@kirei7hoshizora) June 23, 2021
今日もNo.5をやったけどケーブル切断ミスで寸法合わず!
気分転換に100均で買ってきたケースを工具箱に改造。(現実逃避) pic.twitter.com/bClvHQzT9N
試験で配布された部品を無くさない対策をする
試験材料で配布されるリンクスリーブや差し込みコネクタは小さいため試験中に机から落としてしまう可能性があります。
机から部品を落とすと回収するのに時間がかかりタイムロスになります。
私はHOZANの道具袋を工具の枕のようにしておいて作業していましたので、細かい部品は袋の中に入れておきました。
両面テープを机に貼り付けて留めておく方法もスマートで良い方法だと思います。
小さい部品をなくさない対策をしましょう。
メジャーで材料測る時間を短縮する
材料確認のときには100円のメジャーを使ってケーブルの長さを測りました。
配布材料のケーブルは長いのもので1m65cmあります。
HOZANのDK-28にある布メジャーは30センチしかありませんので素材の長さを測るには不十分です。
最低でも1mほどの長さがないと時間がかかりすぎてしまいます。100円ショップなどで良いのでメジャーを買っておきましょう。
ちなみに材料確認の後の使い終わったメジャーは、床に放置しておきました。
使わなくなった道具は作業スペースの確保のために片付ける
定規を机にマスキングテープで貼り付ける
材料をカットする時、短いものならVVFストリッパーで問題ないですが、長いものを切る時は定規を使って長さを測りましょう。
HOZANの工具セットに入っている布メジャーはそのままでは使いにくいです。折れ癖がついていてしまっていて簡単には真っ直にはなりません。
布メジャーを両面テープで机に貼り付ける方法もありますが、練習で何回も使っていると汚れて来ますし、本番だけ使うのも慣れていないので、あまり使いたくありません。
そこで、布メジャーの代わりに30センチ定規等を机にマスキングテープで貼りつけて固定しましょう。
正確に長さを測る必要はないので、目盛りが隠れてしまっていても問題ありません。
貼り付ける位置は机の手前がおすすめですが、自分の使いやすい位置に貼り付けましょう。
金属製やプラスチック製の硬い定規のほうが安定して使えるので、当日持参すると良いです。
定規は固くてしっかりしたものを固定して使いましょう。
ゴミ袋の位置をお腹の前に貼る。
試験では配布される材料箱のなかにB5サイズぐらいの透明の袋が同梱されていされます。
作業で出た被覆などの切屑を捨てるための袋です。退出時にはゴミを残さないようにして行かなければいけません。
作業中に出てきた切屑は作業後にまとまて捨てても良いのですが、作業中に机の上をきれいにしておいたほうが作業はスムーズに進みます。
配布された袋を自分のお腹の前の机にマスキングテープ等で貼り付けておきます。
ゴミは都度袋に落としていけばいいので、机の上をきれいに保てます。出てきたゴミが作業の邪魔になりません。
机の上をすばやくきれいにする
第二種電気工事士の実技試験でつかえる小技まとめ
電気工事士の実技試験は短い時間で対応することが多い試験です。時間短縮や作業しやすい環境の対策をするのも大事です。
その上で、作業効率化やミスを防ぐための対策をして、作業しやすい環境を作って問題に集中できるように試験本番の準備しましょう。
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